それで話は続くことになる(今日は元旦にあたるが..)。

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 控え目な姿勢を取りながら現状を批判する姿勢を良しと
し、他方で後世に認めてもらうことを意識して現状と一歩
離れた見地に身を置くことは、控え目な態度や認めて貰う
行為が、絶対的な存在を暗黙知の内に仮定していることに
随いその存在を中心にしたヒエラルキーの維持に貢献して
いることになり、それは社会の健全な発展に貢献しないの
ではないかといった問題意識が、昨日の記事で取り上げた
筆者の考え方に内包されているといったことを追記する。

 では絶対的な存在とは何なのかについて本稿では取り
上げていなかったが、それは「手本」に対する意識の持ち
様だと私は考えるところがあり、和の美学なるものが存在
するなら、それを過去の風物と眺める姿勢を貫くことで
漸く考える自由を手にする環境が整い始めることになり、
相対的な権威の有り様を一元的に体系化することに力を
注ぐのではなく、お互いがお互いを尊重するといった、
つまり相対的な権威の在り様の内部において異論を唱える
存在の役割を肯定的に把握し、綱引きがあろうとも異論
自体に否を求めない姿勢を保つことが随所に求められて
いると言ったら、まだそれは弱い主張になり、権威に
対する柳腰ではやはり暗黙知に存在するヒエラルキーを
肯定することになり、解放され自立した個の振る舞いこそ
が、短期的にはそうとは言い難いものの、長期的には健全
な社会の発展を導くことに繋がるであろうといった現在の
世界の在り様を説明することになろうか。

 要は、絶対神なき心に内在する「寄らば大樹の陰」と
いった発想に対し挑戦し勝利することが求められており
(何が大樹かは人によって異なろう、学生であれば、法
学部、経済学部、工学部が就職に有利だよといった漠然と
した幻想であれ(つまり有利不利とその人が仕事に就くか
否かは別問題だといったことが挙げられる..)、こう
言っては在校生に不愉快な思いをさせるかもしれないが、
国内において中心的役割を果たしている大学群に対する
漠然とした幻想であれ(どこであれ教育の質に関しては
あまり期待できない現状がある..)、就職時における、
官庁での仕事に対する漠然とした幻想であれ(何故官庁
と訝しく思う向きもあるかと思われるが、ヒエラルキー
といった観点で物事を眺めると、他に言及すべきことが
多々あるものの、看過することは難しいだろうと考えて
いることが背景にある..)、大手企業や財閥系企業群
の待遇に対する漠然とした幻想であれ(実際の仕事や
待遇は誰が上司になるかでかなりの程度変わってくる、
そして椅子取りゲームである状況はどこも似たりだろう、
このラットレースが暗黙知における不合理な階層社会を
肯定する役割を果たしている..)、そんなものは疾うに
崩壊したと笑い飛ばされそうな気もしているが、これまで
に囚われてきた価値観の1つ1つを指している..)、誰が
吹聴したかは定かではないが、「懐柔されることを肯定的
に捉えることが成熟した人間の物の見方である」といった
考え方は、プラグマティズムの体現ではなく、一般常識の
範囲内で精神的安堵感を抱きたいがために易きについた
ものと解するのが妥当かもしれない(楽をして易きにつく
タイプが社会的に重宝される背景とし、不完全であること
を隠して絶対的な存在の振りをする存在を肯定する階層
社会を補強しているからだといった理由付けが説明できる
ことは少なくないだろうが、それが現在の様々な問題の
遠因となっているのではないかと解釈したいときがある)。

 何が絶対かは人それぞれが創り出していけば良いこと
だが、経験で補う方法もあるだろうし、自然科学の方法
論で補うこともあるだろうが、その空白に入り込む伝統
の衣を纏った思考の類が与えてくれる物は一時の安堵感
と同時に隷属された魂の在り様ではないかと考えること
がある(こう言うとラディカルだとお叱りを受けるの
だろう..)。

 ここからが今日の課題。

 英検対策は語彙とエッセイ。WSGREの正答率は、
3/13。ostentatious, 人目を引く、officious, meddlesome,
お節介な、ossified, 硬直化した、ostensible, 見せかけの、
occult, 秘密の、occlude, 〜を塞ぐ、obviate, 〜を未然に
防ぐ、opaque, 通さない、overweening, overbearing,
傲慢な、onerous, 煩わしい、等で失点しており、周回が
必要か。

 独検対策は語彙と聞き取り。のんびり進めているが、
こんな時期はあっても構わないだろうとの考えに随い、
精進あるのみか。

 明日もがんばろう。

 では。

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2016・11・15 改訂
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この記事について

このページは、Suzuki TakashiがJanuary 1, 2011 5:37 PMに書いた記事です。

ひとつ前の記事は「劉暁波の著作を読んで(闘うということがテーマになる..)。」です。

次の記事は「該当する組織の内部にいなければ適切な批評を行えないといった幻想について、一考察。」です。

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