現代中国に対する欧米の見方について一考察。

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 テーマとして政治体制、軍事力、及び経済発展の在り様
が議論の遡上に載せられており、中国国内の視点に依れば、
その各々が共産党支配の強化を目的としていることに問題
があるのではないかといった見方が広がっている現状に対
する認識を付け加えることになる。

 1990年代の共産主義体制の崩壊を前提にすると、他国が
現代中国の支配体制を模倣することはないだろうといった
見方に加え、例えば、中東のサウジアラビアも人権擁護の
意識が低い国家体制に属するのだが、英国の良き同盟国と
しての役割を果たしていることを考慮すると、様々な体制
を許容している国際社会を眺めた上で結論を導き出す必要
があるのだが、現在共産主義を採用している国家がほとん
ど存在していないことに加え、人権を軽んじ、チベット、
ムスリム、キリスト教徒に対し害を加えている現状を眺め
ると、様々な自由を背景にする民主主義を尊重することに
対する価値観を妨げる方向に作用している国家体制の例と
して取り上げることに関しては然程異論はないであろうと
考えるときがある。

 そして軍事力だが、仮に中国が台湾を侵略しようとして
も周辺国の援助なしで自力で台湾がそれを跳ね返すだけの
力を有していることを考慮すると、中国の軍事力とは過大
評価され過ぎている傾向にあり、核の使用の可能性を考慮
したとしても、ロシア、パキスタン、インドと同様に途方
もない臆測でしかないとの見方がある一方で、ほぼ全ての
隣国と領土紛争を抱えており、具体的には、台湾海峡や南
シナ海での採掘権及び漁業権の問題に対抗するために軍事
力を増強しており、軍事力の強さ自体に関し特に目を引く
所がないものの、危機的状況で核の使用を否定することが
できないかもしれない現状を考慮することがあり、他方、
一見すると表面上の共産党支配がもたらしている、地方や
軍に対する充分なコントロールを説明し得ないときがある
不安定な体制の現状が、中国国内向けの人気取りを意図す
ると同時に侵略的な政策を採用する方向へと作用し、平和
を希求する実力者がいたとしても独断的な軍の行動を阻止
するだけの力がないといった経緯を考慮すると、充分にそ
の言動を注視し、問題があればその都度指摘していく必要
があるだろうぐらいのことは言っても構わないだろうと考
えることがある(これまでの様に内政干渉と言われようと
も中国国内では平和のための反対勢力の意見表明の機会が
奪われているのだから、むしろそうしなければ事態はどん
どん悪化する一方だろうと危惧するときがある)。

 経済発展の在り様に関しては、グローバルな市場に中国
経済を取り込むのに充分な程ゆっくりとした発展の在り様
が続いているといった見方がある一方で、近年急速に安価
な輸出品をあふれさせ、その浸透の早さが他国の産業を損
なう方向に作用する面のみならず、環境問題と資源の枯渇
に作用することを考慮すると、確かにWTOに加盟している
のだが、レアアースの禁輸等に見られる様に経済が中国国
内の政治上の権力闘争の道具として認識されていることを
眺めると、その為替政策を含め、考え直すべき項目は多岐
に亘るだろうとの見方に立つことがあるのは皆様と同様か。

 最後に、実務家としての視点を強調すると、それは悪し
き伝統の呪縛から抜け出す機会を奪うことに繋がることが
あり、結果として大きな変化に対応できないといった弱点
を露呈するに過ぎないと言ったら、それはどこの国に対す
る話だろうかといった見方になろうか。

 ここからが今日の課題。

 英検対策は語彙の強化になり、WSGREを使用すること
になる。ここのところ書き記す機会が少なかったが、毎日
日々のメニューを続けており、周回する頻度を増やすこと
を考える必要があるだろう。

 明日もがんばろう。

 では。

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2016・11・15 改訂
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このページは、Suzuki TakashiがFebruary 13, 2011 3:01 PMに書いた記事です。

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