と或る新書を購入して(多分問題発言として扱われるのだろうか)、パート1。

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 文春、新潮系統には関心がないのだが、学生時代によく
聞いたことのあるJoseph Nyeの名に惹かれてやや過激だな
と感じることはあれど、読み始めてしまった(実際の
ところWikiLeaksの影響はどの程度あるのだろうか)。

 国益及び世界的規模の利益として、日本が核非保有の道を
歩むことがイラン、トルコ、サウジアラビア、エジプトと
いった国々の非核化、つまり核の不拡散に繋がることになる
との提言だが(私はここまで異論を述べないで読み進めて
いたが)、そもそも核保有の利益(この言葉は経済的な
価値観を連想させ適切ではないが、そもそも兵器保有に利益
などといった言葉を安易に用いて良いのか、競争優位条件
といった意味で解釈するのが妥当ではなかろうか、いや競争
といった概念を持ち込める領域なのか、それでは何と表現
したら良いのだ、安全保障優位条件か、といった問題を内包
しているのだがここでは仮に利益といった語を用いることに
する)を上回る利益を核非保有が肯定することを、誇りを
持ちながらか否かは個人に依存するものの、提示し続ける
意義を示す必要があるのだが、大事な問題は自由に議論する
ことが肝要だとの考え方に随うことがあり(本書では当然の
話だが肯定の立場で説明がなされているが)、つまり利益に
対し、それを言うなら、安全保障領域に絞って考えるのか、
一国家群の健全な発展といった領域で説明するのか、それ
とも今後数十年といったスパンの地球規模で考えるのかに
よって、やや多様な見方があるだろうと考えることはあるが、
責任あるステークホルダーといった考え方に対して異論を
唱えている訳ではなく、しかし少々難しい議論が続くことに
なるかなと考える節がある(私自身は平和主義者の1人である
と考えており、物事を重層的に把握したいとの考えをもって
いるぐらいは述べても問題は少ないだろうと考えているが、
しかしこの発言は暗に言論の自由といったものをどの程度
尊重しているのだといった見方に繋がるのだが、もちろん
同時に日本固有の歴史事情について触れる必要があること
も重々承知している..)。

 平和と安全保障に関する話では言葉を注意して選ぶ必要
があることをしっかりと理解しているつもりだが、身の
回りに語り合う仲間が少ないといった現状がマイナスに
影響しているかもしれないといったことに、今回の記事の
執筆を通じて、気付いたところだが、そんなことを言って
も現実は進んでいるといったことを重く受け止める必要が
あるだろう。

 ここからが今日の課題。

 英検対策は語彙とエッセイ。WSGREの正答率は、
3/17。fawn, こびる、fallow, 休閑、fetid, 臭い、stinking,
くさい、facetious, こっけいな、felicitous, 適切な、
apropos, 適切に、fatuous, 愚かな、fell, 伐採される、
florid, 赤らんだ、ford, 浅瀬、wade, (水の中を)歩く、
foment, 〜を助長する、flip, 軽薄な、filibuster, (長い
演説による)議事妨害、filigree, 金線細工、flout,
あざけり、等で失点しており、周回が必要か。

 仏検対策は語彙とディクテ。引き続きのんびりと
進めており、勝負する気があるのかと問われれば、
折を見てといったあたりになろうか。

 明日もがんばろう。

 では。

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2016・11・15 改訂
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この記事について

このページは、Suzuki TakashiがDecember 20, 2010 1:05 AMに書いた記事です。

ひとつ前の記事は「昔話ばかりしていても仕方がないのだが、所謂文科系の専門課程に所属して考えていたこと(今回は全く専門的な話ではない)、パート3。」です。

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