近年の経済を眺めて考えること(学問的な話は一切していない..)。

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 データを吟味した後で斯様なテーマを議論する事が妥当
な経過に含まれるだろうと考えることはあるが、同時に受
け売りは良くないと考えることがあり、他方で、どの程度
の理解かを記しておくことは今後のためになるだろうとの
見通しを抱くことがあり、一筆する次第。

 金融市場におけるプログラム売買の進展が一般投資家を
裁定機会から除外する方向に働き、健全な個人投資家を市
場から遠ざけているとの指摘は、保険会社等の機関投資家
の売買高を考慮すると今に始まったことではない話かもし
れないが、そういった側面もあろうかと考え直す次第だが、
どうりでチックデータの分析が簡単に進まない訳だと思い
直すこともあった..。

 そして貪欲な投機を良しとする金融機関を肯定すると、
健全な投資を活かすための資源が制約を受け、その環境
を活かす機会が損なわれてしまい、健全な経済の発展に資
することが適わなくなるといった指摘に対し、そういった
側面もあろうかと考え込むことがあった(学生時代、外資
の金融機関の人気が高かったが、あれは若さ故の過ちだと
いったことに最近気が付いた..それ以外にも言いたい事
はあるがこれぐらいにしておく..)。

 流動性の罠との指摘を受けている現在の不況も、実際の
ところ過剰流動性が債券マネーに向かっており、市中の資
金需要を満たす信用枠を金融機関が支えるシステムを構築
できていないからだとの指摘に対し、思えば今から20年前
のバブル経済の頃、「借りれば借りる程得をする!」とい
ったキャンペーンを国内では所謂マスメディアと金融機関
が共同して行っており、借りる必要がない経済主体に対し
ても資金を提供してきたのは貸し出し金利が高かったせい
もあろうが、資産価値が上昇していた時期でもあり、その
影響からか過剰な生産設備が蓄積されることになり(その
後は貸し剥がしでしょう、生き残るためには手段を選ばな
いといったある種の倫理観の欠如は衆目の知る通りになっ
たが..それが今問題になっているのか..)、その後を
迎える事を考慮すると、そもそも必要な時に資金を提供す
る金融機関(現在は国債の購入を引き受けているから、必
要資金を提供しているではないかとの指摘もあろうが、他
の条件を考慮しなければ、それでは債券バブルではないか
との見方に立つこともあるが..)の社会的公器としての
役割といったものに光を照らしている現在の議論の在り様
はそもそも適切な経済活動とは何かを問い直す意味も在ろ
うが、この問題はここに止まる性質ではないのだろう..。

 規制のない市場経済に任せて資源の配分に失敗した例と
眺めるのが適切か否かは、立場により異なるかもしれない
が、バブルとは現在に重きを置いた物の見方であるが故に、
当時ではその生産設備に資源を配分することが妥当であっ
ても、後世に妥当とは言い難い状況になることは十分在り
得ることであり、現在価値を最大限に高める思考方法その
ものが、効率性を高める利点はさておき、後世にとって足
枷となってしまうといったことは1つの教訓になるかなと
考えるときがある..(このあたりの考え方は経済学とは
全然関係ないので、聞き流すことが1つの対処法かと考える
ことがある..)。

 だからと言って数十年前の日本の様に何でも規制せよ
といった立場ではないのだが、規制に関する原理原則と
いったものを受け売りとは別に十分に議論する必要がある
のではないかと考えることがあり、外国語の研究者が枝葉
末節に拘る傾向(それが悪いとは言っていない、ただそれ
以外にも大事な問題が山積みでしょうといった見地から眺
めているに過ぎない..)と重ねて見てしまう面が否めな
いのだが、テクニカルな問題と同時に原理原則についても
しっかりと話し合っておく必要があるのではないかといっ
たことを申し添えたい。

 ここからが今日の課題。

 英検対策は語彙とエッセイ。WSGREの正答率は、
2/13。stint, 〜に切り詰める、spare, 〜を使わない、
steep, 浸かっている、stolid, 鈍感な、impassive,
無感動の、stupefy, 驚愕する、stun, 茫然とする、
stentorian, 大きくて力強い、sundry, 雑多な、subpoena,
召喚状、supplant, supersede, 〜に取って代わる、
succor, 援助、supercilious, 尊大な、disdainful, 尊大に、
superfluous, 過分の、等で失点しており、周回が必要か。

 独検対策は語彙と聞き取り。のんびり進める方針に
変更はなく、このペースで暫く続くことと思われるが、
やらねばならない状況に変わりはない。

 明日もがんばろう。

 では。

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2016・11・15 改訂
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この記事について

このページは、Suzuki TakashiがJanuary 13, 2011 3:11 PMに書いた記事です。

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