3/21〜3/22、ドイツ気象庁(DWD)の日本における放射性物質の拡散に対する予測について一考察

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 インターネット上には様々な情報が偏在しているため、
実際に、DWDの独文を読み下した上で考えたことを記す
ことにする。URLは以下の通りになる(現在リンク切れ)。
http://www.dwd.de/bvbw/appmanager/bvbw/dwdwwwDesktop?_nfpb=true&_pageLabel=dwdwww_start&_nfls=false

 Wetterlage und Ausbreitungsbedingungen in Japan
の左にある2枚の図についての解説だが、最後のパラグラフ
に書かれてある様に、図が実際の放射性物質の濃度を示す
と結論づけることは意図されるものではなく、また危険性
を評価できる訳でもないと断りがあることからも示される
様にあくまでも例として挙げられているにすぎないといっ
たことを理解しておく必要があるように考えている。

 その理由として、理論的に色々あろうが、放射性物質は
向きが変化する風に乗っかっており、予測することが難し
いからだといったことが第1パラグラフに書かれてあった。

 ただし3/20(日)時点の記事を基にして内容を把握したこ
とだが、第1パラグラフと第2パラグラフを通じて書かれて
あったことは、気圧の谷が移動するにつれ、西からの風が
北西からの風に変わることと、放射性物質の拡散は首都圏
を含むこと、及び太平洋上に放射性物質の拡散が移った後
はその拡散の速さが増大することだった。

 図をクリックすると分かることだが、これは若干矛盾を
孕む考え方であるものの、hochと記載された紫から赤のゾ
ーンについて注意を払うことに関しては問題が少ないだろ
うと考えることがあり、その他にも色々考えることがある
が、何度も繰り返すがあくまでも例に過ぎず、詳細な検討
を加えるには色々問題があることは断りに示されている通
りであり、同時に政府公報を参考にしていく必要があるだ
ろう。URLは以下の通りになる。
屋内待避エリア内
http://www.kantei.go.jp.cache.yimg.jp/saigai/20110320taihi_seikatsu.html
その他東北、関東地方
http://www.kantei.go.jp.cache.yimg.jp/saigai/20110321ame.html

 専門外の人間が口を挟むと問題も多い様に感じられる
ことがあるから、差し当たりこのあたりに止めておくと
それはそれで十分に説明をしていないとお叱りを受ける
ことに繋がろうか。

 それでは。

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2016・11・15 改訂
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このページは、Suzuki TakashiがMarch 21, 2011 12:21 AMに書いた記事です。

ひとつ前の記事は「福島の原発について一考察、現状認識と対応」です。

次の記事は「The nuclear crisis in Fukushima and some of the Japanese problems」です。

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